シライワリ人形とは

「シライワリ人形」とは、アフガニスタンからやむなくインドへ逃れた難民の方々の生活を支援するインドの企業 〈Silaiwali(シライワリ)〉のお人形です。インドの衣料品会社が生産工程で廃棄する布の端切れを使用し、難民女性たちが故郷で培ってきた縫製技術を活かし、こんなにかわいらしいお人形へとアップサイクルされました。


フェアトレードについて

みなさんは、フェアトレードって聞いたことありますか?

簡単に言うと、


「開発途上国で作られた作物や製品を、

 適正な価格で継続的に取引することによって、

 生産者の持続的な生活向上を支える仕組み」


それがフェアトレード(公平貿易)です。


価格はすこしお高く感じるかもしれません。

それにはこんな理由があるのです。


1 輸入のとき、時間と手間をかけて原料や製品を生産してくれた人に適正な賃金を支払っているため、もとの値段が高くなっています。


2 シライワリ人形はアフガニスタン難民女性による手仕事で、ひとつひとつとてもていねいに作られていて、時間と手間がたくさんかかっています。


3 フェアトレードでは、天災、異常気象、 価格の暴落というリスクを資金力の乏しいフェアトレード団体と消費者で負担しないといけないため、価格が通常の製品より割高になります。


 4 フェアトレード商品は海外から輸入しているという点で輸送コストがかかります。さらに日本でそれほど流通していないことや、商品の性質上からも大量輸入が出来ないため、輸入コストが割高になってしまうのです。


 フェアトレードなら「援助」ではなく、「対等な立場」で、自立を継続的にサポートすることができます。日本でもフェアトレード商品を扱う店が増えてきています。フェアトレード商品を購入することで、誰もが開発途上国の人々を支える社会貢献に参加出来るのです。


お店の名前について

私がこのシライワリ人形と出会ったのは、あるセレクトショップでした。
ほとんど売り切れてしまい、2人ほど残っていたこのお人形を見つけ、お店の人に話を聞くと、アフガニスタンの難民女性による手作りのお人形とのこと。

さっそく詳しく調べてみると、インドの衣料品会社が生産工程で廃棄する、大量の布の端切れ。日本でも問題になっていますよね。それを使用し、難民女性たちが、故郷で培ってきた縫製技術を活かし、アップサイクルしていることがわかりました。

世界フェアトレード機関加盟生産者の製品(WFTO)であるとともに、UNHCR (国連高等難民弁務官事務所) が義務付けた難民のための生計プログラムMADE51の商品としても取り扱われています。

私は、このお人形を作っている、つまり難民女性たちを直接雇用している、インドの「SilaiWali」という企業に直接連絡を取ってみることにしました。

「アイム ジャパニーズウーマン!50サイ!
ワタシニモ フェアトレード デキマセンカ?!」

はい。
聞かれてもいないのに、年齢までカミングアウト(;'∀')
これで分かりましたね?
はい。私は英語が話せません笑
でも大丈夫!なぜなら翻訳アプリがあるから!((´∀`*))

きっと不思議な英語に訳されていたと思いますが、一人のおかしな日本人女性の熱い思いは伝わったようです。すぐにお返事がきました!しかも創設者のBish Moitraさんから!そして快諾してくれたのです。ほっ♪

支援ではなく、生産者に公正な対価を支払うフェアトレード。ずっとやりたかったんです!


このお人形を作ってくれている彼女たちと、私がいるこの日本の空もつながっている。
そんな想いからお店の名前を「sora」とさせていただきました。
「artisan market sora」職人さんたちの市場です。

お人形だけではなく、これから少しずつフェアトレード商品を増やしていく予定です。
そんな熱い思いのつまったお店、どうぞよろしくお願いいたします